人生で家づくりをする機会は、そうそうありません。
近年、多く見かけるようになった四角い住宅。シンプルながらも存在感のある四角い建物が気になりつつも、四角い家を選ぶのはちょっと冒険かも……なんて考えている方もいるのではないでしょうか?
今回は、四角い家について深く掘り下げていくとともに、四角い家のメリット・デメリットを解説していきます。
これから家づくりをされる方や、どんなデザインの住宅にしようか悩んでいる方は、本記事を最後までお読みいただき、ぜひ家づくりの参考にしてみてください。
四角い家って実際どうなの?
四角い家とは、その名の通り四角いサイコロのような形をした住宅のことを言います。
直線的で凹凸がない単調なデザインでありながらもおしゃれな四角い家は、住宅街では一際存在感を放ち、年々人気を増して増え続けています。
一般的に「キューブハウス」「キューブ型住宅」「箱型住宅」とも呼ばれており、それぞれのハウスメーカーでも自社ブランドを開発したデザインハウスで売り出しているところもあります。
四角い家のメリット!
四角い家のメリットは次の5つです。それぞれ詳しく解説していきます。
デザインがシンプルでカッコイイ
直線的な四角い家は、シンプルでスタイリッシュ、そしてシャープでモダンとおしゃれなポイントがたくさんあります。
また、流行の影響を受けにくく、長年暮らしやすいデザインが多いこともメリットの一つです。
ローコストで建てられる
四角い家は凹凸が少なくシンプルな形状のため、通常の住宅よりも手間がかからず、工期も短くすみます。
ハウスメーカーによっては1,000万円台から売り出されていることも多く、CMや広告などで「1,000万円未満で家が建つ!」など宣伝しているのも四角い家のデザインが多いケースがあります。
四角い家は、1階と2階がほぼ同じ面積や間取りをしている「総二階の家」が多いため、外壁の材料費・工事費はもちろん、人件費も抑えられるのです。
居住スペースを広く取れる
四角い家は凹凸が少ない分、デッドスペースがあまりありません。
一階に中庭を設けたり、屋上を作ったりと工夫次第でさまざまな空間を最大限に有効活用できます。
居室もほとんどが正方形に近い形が多く、家具が配置しやすいのもポイントです。
耐震性が優れている
四角い家は、一般的な凹凸の多い住宅よりも地震の揺れからねじれを防ぐことができるため、シンプルな構造で安定性に長けており、耐震性にも優れています。
気密性が優れている
四角い家は凹凸が少ない分、柱や梁によるつなぎ目も少ないためすき間風もしっかりシャットアウトしてくれます。気密性に優れている家は、夏はクーラーの涼しい風を室外に逃しにくく、冬はエアコンの暖かい空気を室内にしっかりと閉じ込めてくれます。
四角い家のデメリット!
続いて、四角い家のデメリットを4つ解説します。
雨や日射熱の影響を受け易い
四角い家には軒がないため、雨や日射熱の影響を受けやすくなっています。
そのため、雨音が響いたり、直射日光が当たって室内に熱がこもったりとそれぞれ影響をうけやすくなってしまいます。
これらの解決策として、窓にはひさしを設置したり、外壁に消音材や吸音材を使用するなどの工夫をすると良いでしょう。
屋根や外壁が老朽化し易い
前述したように四角い家は軒がないため、雨風による影響から軒のある家と比べると
屋根や外壁が老朽化しやすくなります。
外壁や屋根に性能の高い建材を用いるなど、劣化しにくい素材にこだわると良いでしょう。
雨漏りがしやすい
四角い家は平らの屋根や勾配が緩やかな屋根形状のため、雨が流れにくく雨漏りがしやすいデメリットがあります。
雨漏り対策として、屋上の防水対策をきちんと行うことがおすすめです。
収納スペースが少ない
四角い家は凹凸が少ない分、デッドスペースも少ないというメリットがありますが、反対に居住スペースが多くなる分、収納スペースが少なくなってしまうことがデメリットになります。
四角い家を検討している方は、家族全員の収納する荷物の量を確認し、十分な収納スペースが取れるか確認することが大切です。
心配な場合は、スタッフや設計士に相談してみると良いでしょう。
四角い家をおしゃれに見せる4つのポイント
四角い家はシンプルな作りがおしゃれな反面、あまりにもシンプルすぎると無機質に見えてしまうこともあります。
ここでは、四角い家をさらにおしゃれに見せるためのポイントを4つ紹介していきます。
①窓の位置や大きさを統一する
窓の縦列や大きさを揃えると、統一感が出てすっきりとまとまった外観になります。
窓枠の色を外壁とは異なる色を選べば、アクセントとしても活用できます。
また、アクセントは窓だけではなく、植栽や外構などもアクセントとして活用するのも効果的です。
②外壁のカラーにこだわる
外壁は白・黒・グレーなどのモノトーンを基調としたデザインにすると、四角い家がより際立っておしゃれ感がアップします。
外壁の一部を木目調にしたり、タイル張りにしたりと、アクセントでサイディングの素材を変えてみるのも良いでしょう。
③外構や照明でワンランクアップ
シンプルな外観だからこそ、外構や照明にこだわるのも一つのポイントです。
シンボルツリーを植えて照明で照らしてみるのも、木の影が外壁に投影されて一際おしゃれな家に仕上がるでしょう。
④キューブを組み合わせて立体的にする
一つのキューブハウス型ではなく、キューブを組み合わせて立体感を出せばさらに個性的な家ができあがります。
キューブ型の外壁の色を変え、ツートンカラーにするとアクセントになってさらにおしゃれな家になりますよ。
四角い家について詳しく知りたければ住宅公園へ
四角い家はデメリットもありますが、それらを理解してきちんと対策をとった家づくりを行えば、安心して長く住み続けられます。
比較的ローコストな建築が可能なため、資金作りで悩んでいる方や、はじめての家づくりをする方にもおすすめです。
住宅公園では、一か所で同時に複数のモデルハウスを見学できます。
モデルハウスに四角い家があれば、実際に設備や間取りなどを確認することもでき、四角い家づくりに関する悩みをプロに相談できます。
事前に気になる住宅公園やモデルハウスのページを見ておくことで、おおまかなイメージがつくと同時に、実物と比較して検証できるでしょう。
例えば、サイトで見てチェックしていた収納設備が、実際に見てみたら想像していたものと
違ったというパターンもあれば、サイトでは気にならなかった設備が使いやすくて気に入り、家づくりに取り入れてみたいと思うようになったなど、モデルハウスは目で見て体感することで得られる情報がたくさん詰まっています。
モデルハウスは、ふらっと遊びに行くのももちろん大歓迎ですが、先客が居る場合はスタッフが対応しており、ゆっくり見られない場合もあります。
インターネットなどで来店予約が可能ですので、ぜひ予約をしてから行かれることをおすすめします。スタッフの説明を聞きながら自由にモデルハウス内を見学することはもちろん、嬉しい来店予約特典があることも。
また、土・日・祝日にはキャラクターショーやワークショップなど、お子さまはもちろん、ご家族で楽しめるイベントがたくさんあります。
ぜひ近くの住宅公園へ訪れてみてはいかがでしょうか。