【一軒家・ マンションどっちがいい?】
徹底比較!自分らしい家づくりとは?

住宅にはさまざまなタイプがあります。家づくりをするとき、まずは一軒家にするかマンションにするか迷う人もいるのではないでしょうか?

今回は、一軒家とマンションのどちらがおすすめかを徹底比較・解説していきます。
一軒家とマンションのメリット・デメリットをそれぞれ把握し、どちらが向いているのか検討してみましょう。

これからマイホームを購入する予定の人は、マイホーム購入のポイントも一緒に解説していますので、ぜひ最後までお読みください。

憧れのマイホーム購入で考えるべきポイントとは

はじめに、マイホームを購入する上でどんな生活がしたいかをイメージしてみましょう。
イメージが湧いたら、こだわりたい部分やこれだけは譲れないポイントを絞り込むと方向性が定まってきます。

具体的には、以下のポイントを押さえて家族で話し合ってみましょう。

自分のしたい生活・住み心地

機能面の充実

毎日の生活動線や家事動線はマイホームを住みやすくする重要なポイントです。
朝起きてから出勤・帰宅するまでの生活動線や、洗濯・調理などの家事動線の行動一つひとつを細かくリストアップしてみましょう。
普段の行動を洗いざらい出すことで、自分の理想の生活像が明確になってきます。

住み心地

  1. ・高気密・高断熱の家
  2. ・耐震性のある家
  3. ・エコな家

など、高性能な住宅は家の住み心地をより良くしてくれます。
日照時間の光の調光具合は季節や時間によって異なるので、住む地域の気候に合わせて考えると良いでしょう。

デザイン

  1. ・北欧系
  2. ・モダン系
  3. ・アジアンテイスト
  4. ・日本家屋

など、外装や内装、インテリアのテイストも大切です。
デザインは住宅会社にも得意な分野があるので、デザインの方向性が決まっているのであれば近隣の住宅会社で請け負っているか確認してみましょう。

周辺環境

通勤・通学手段や公共交通機関の確認、スーパー・コンビニ・医療機関などの生活エリアの利便性も重要です。
接地道路の交通量や、近くに国道などの大きい道路がないかなどの交通面の確認もしましょう。郊外の静かな場所に住みたい場合は、人通りの確認や防犯対策なども合わせて考えることをおすすめします。

購入価格や諸費用

住宅の購入には土地や建物だけの費用だけではなく、諸費用がかかります。
一般的に「諸費用」と言われている項目は次のとおりです。

  1. ・住宅ローンの借入費用
  2. ・登記費用
  3. ・仲介手数料 
  4. ・引っ越し費用
  5. ・家具・家電購入費など

諸経費の目安は、注文住宅や新築マンションで物件価格の5〜10%程度が相場といわれています。
例えば、2000万円の新築一戸建てなら諸費用が100〜200万、4000万円なら諸経費が200〜400万が相場となります。

住宅ローンを借入限度まで借り入れてしまうと、諸費用はすべて現金で払うことになってしまいます。手元にお金があれば問題ありませんが、余裕をもった資金計画が必要になるでしょう。

資産価値

資産価値は、建物や敷地などを財産として評価した金額のことです。建物を売買する時の価格とほぼ変わらないと言われており、築年数が経つにつれて価値が下がっていく仕組みです。

国土交通省の発表によると、一軒家の資産価値は築20年でゼロになると言われており、マンションは一軒家よりもゆっくりと時間をかけて進み、40年で資産価値がゼロになると言われています。

資産価値は利便性や立地が良ければ下がりにくいですが、場合によっては一軒家は建物よりも土地の方が資産価値が高くなるケースも見られます。家作りをするときには、資産価値まで考えることも大切です。

以上がマイホームを購入するときに考えるべきポイントです。
しかし、これらをすべて完璧に採用するのはむずかしい問題です。
理想を求めたらどこまでもきりがありません。家づくりで絶対譲れないものや、譲ってもいいポイントを相談して決めておくことで住宅購入の失敗が防げるでしょう。

一軒家・マンションの特徴比較

ここからは、一軒家とマンションのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。

メリットだけに目を向けるのではなく、それぞれのデメリットも受け入れ、どちらがいいかを検討しましょう。

一軒家のメリット・デメリット

一軒家のメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット

・トラブルが起きにくい
マンションやアパートなどの集合住宅は、生活音を含む騒音やプライバシーに関するトラブルが多くみられます。その点、一軒家は独立しているので自分たちの立てる音も、外に響く音も防げます。

・専用の庭や駐車場を持てる
一軒家では住宅専用の庭を作れます。
バーベキュー・プール・ガーデニングや家庭菜園など、いろんな用途に活用が可能です。
また、敷地内に駐車場が設置できるため荷物も運びやすく、駐車場代が掛からないのもメリットの一つです。

・土地が資産になる
一軒家は建物のほかに土地が資産になります。土地は建物と違って資産価値が変化することもないため、安定した資産価値を保てます。

・自由な家づくりができる
一軒家なら住宅の間取りはもちろん、デザインもすべて思いどおりの家が作れます。
部屋の広さや部屋数・収納スペースもゆとりを持ちやすく、ペットも気にせずに飼えます。

・管理費・修繕積立金がない
一軒家の毎月の支払いは住宅ローンのみです。
他にランニングコストがないため、月々の支払いは負担が軽いのがメリット。
しかし、一軒家のリフォームは築10年を目安にすることが必要となってきます。いざというときや思わぬトラブルに備え、修繕維持費用は用意しておきましょう。

デメリット

・維持管理が大変
一軒家の手入れや管理はすべて所有者がやらなくてはいけません。
例え所有者が手入れをしていなくても建物は劣化していきます。
庭の草木の手入れなど、簡単な手入れはなるべく定期的に行うようにしましょう。

・耐用年数が短い
木造は耐用年数が短く、建物自体はまだ住めるのに20年後には資産価値がゼロになってしまうのがデメリットです。

・防犯上のリスクが高い
独立した一軒家は、空き巣など外から侵入されやすいリスクが高まります。
セキュリティを強化するためには防犯対策のコストがかかり、割高になることも。

・売却しにくい
一軒家の場合、引っ越しなどで家を売却するとき立地や築年数、家の状態によっては買い手がなかなか見つからないこともあります。
自分たちが住みやすくても他の家族は住みにくいと感じることもあり、特に独自性のある家は売却が難しくなりがちです。

マンションのメリット・デメリット

つづいて、マンションのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

・セキュリティがしっかりしている
マンションは部屋の施錠以外にエントランスもオートロックのところが多く、二重セキュリティになります。マンション内に監視カメラも設置されており、管理人が常駐しているので防犯面も安心です。

・利便性が高い
マンションの立地は駅の近くや商業施設に近いところが多く、生活圏の利便性が高いのが特徴です。

・売却しやすい
マンションの耐用年数は40年ほどと一軒家に比べると倍になります。 
資産価値もゆっくりと落ちていくのでいざとなった時に売却がしやすく、一軒家に比べると買い手が見つかりやすくなっています。

・共用設備・施設がある
マンションには、マンション内に居住者が共同で利用できる施設や設備があります。
スポーツジムやフィットネスクラブ、ラウンジやキッズスペースが併設されているところも。最近ではリモートワークの普及からコワーキングスペースを設けているマンションも増えており、マンションごとの特徴があります。

・断熱性・気密性が高い
マンションは鉄筋コンクリート造なので、すき間ができにくく気密性が高い構造です。
気密性や断熱性が高いと冷暖房の効きが良くなり、光熱費の節約にもつながります。

デメリット

・音のトラブルが発生しやすい
マンションは集合住宅なので、住民同士の生活音やプライベートが原因のトラブルが一番多く発生しがちです。

・管理費や修繕積立金がかかる
マンションは月々の住宅ローンのほかに、管理費や修繕積立金を管理会社に支払います。
管理費・修繕積立金は一般的に毎月2万円前後ほど。
しかし、その分24時間ゴミ出しが可能だったり、清掃や修繕も管理会社が行ってくれたりするので一軒家と違って自己管理する必要がありません。

・駐車場代がかかる
マンションは共用の駐車場を使用します。駐車場は部屋と離れているので、荷物を運びにくく雨の日も大変です。また、立体駐車場や機械式駐車場だと入庫できる車高や車幅に制限があり、乗れる車が限られてしまうことも考えられます。

・面積が狭い
マンションはワンフロアで床面積が狭く感じることもあるでしょう。
駅近の立地も多いので坪単価が高く、一軒家よりも購入価格が高くなりがちです。

・管理規約で自由にできない
マンションには、住民同士のトラブルを防ぐため管理会社が定めた管理規約に基づいて生活する必要があります。
例えば、飼育できるペットの種類や、ピアノなどの楽器を演奏できる時間が制限されることもあります。内容によっては自由にリフォームやリノベーションができない物件も多いので、契約前に確認が必要です。

「一軒家・マンション」どちらが向いているか

それぞれのメリット・デメリットを紹介しましたが、それでもまだ結論が出せない人や、一軒家とマンションのどちらが向いているか悩む人も多いでしょう。

なかなか結論が出せない人は、悩んだ時に検討すべきポイントをぜひ抑えておきましょう。
ズバリ、一軒家とマンションにそれぞれ向いている人も紹介していきます。

悩む場合に検討すべきポイント

・予算
家づくりは予算なしでは語れません。
家を購入するには建物の購入費用だけではなく、仲介手数料や登記費用、印紙代などの諸経費、管理・メンテナンス費、固定資産税などの税金も掛かります。
それだけではなく、駐車場代などのランニングコストも発生することを忘れずに予算に組み入れましょう。

・住み心地・快適さ
家族のライフプランを見据えて、自分が一番何にこだわりたいか、どんな暮らしをしたいかのイメージをはっきりさせることが大切です。
家族全員で意見を出し合うことで自分では気づかなかった新たな視点に気づくこともありますので、ぜひみんなで理想の家づくりを話し合ってみましょう。

一軒家に向いている人とは

一軒家に向いている人は次のとおりです。

  1. ・こだわりのデザインやライフスタイルが決まっている人
  2. ・家づくりに1から関わりたい人
  3. ・最低20年は住み続ける予定のある人
  4. ・小さい子どもがいる家族
  5. ・環境にこだわりたい人
  6. ・生活圏の移動が車の人

マンションに向いている人とは

マンションに向いている人は次のとおりです。

  1. ・利便性の高い立地に住みたい人
  2. ・防犯対策をしっかり行いたい人
  3. ・眺望や開放感がある家に住みたい人
  4. ・メンテナンスが苦手な人

マイホーム検討で失敗したくない人は住宅公園へ

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ぜひ、マイホームを検討している人は住宅公園へ遊びに行ってみましょう!

 

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