どう選ぶ?住宅メーカーの一覧から
あなたに合ったメーカーの選び方

「住宅メーカーの選び方にコツはあるの?」「家づくりの進め方がわからない」このようなお困りごとはありませんか?
家づくりをはじめると数多くの住宅メーカーが見つかるため、どこに家づくりを頼むべきか悩まれる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、住宅メーカー一覧からあなたに合った住宅メーカーの選び方についてまとめています。
建てられる家のデザインや性能、価格などはそれぞれに異なります。
選択肢が多くなるほど選ぶ作業は大変になりますが、自分に合う住宅メーカーを選べば後悔しない家づくりになるでしょう。

住宅メーカー一覧から自分に合ったメーカーを選ぶ重要性

まずは、日本の住宅メーカー事情や住宅メーカーの種類について知りましょう。
そのなかでなぜ自分に合った住宅メーカーを選ぶことが重要なのかを、失敗例をもとにお伝えします。

日本の住宅メーカー事情

「新しいもの=よいもの」と考える日本において、戸建てに住むのなら「新築」と考える方が多いのではないでしょうか。
そのため、昔ながらの工務店や効率よく家づくりができるハウスメーカーなど、さまざまな住宅メーカーが数多く存在しています。
そして、それぞれの住宅メーカー別に家づくりの進め方は異なります。

ハウスメーカーと工務店、設計事務所

住宅メーカーにはハウスメーカーや工務店、設計事務所があり、それぞれに特徴が異なります。

・ハウスメーカー:建てられる住宅のライナップが用意されている
・工務店:家を建てる人のこだわりに合わせて家をつくっていく
・設計事務所:建築家が設計するデザイン住宅が建てられる

ハウスメーカーの場合、商品ラインナップがあらかじめ用意されていることが多いです。
たとえば、住宅デザインや性能、設備などのベースプランが存在し、そのなかから間取りや内装などを決めていきます。

次に工務店の場合ですが、自分たちが主体となり間取りなどを決めていくスタイルで家づくりをおこないます。
細かい要望が伝えられるため、オンリーワンの家づくりが可能です。
こだわり派の方にとっては、イメージ通りの家づくりが実現するでしょう。

設計事務所では、デザイン力に優れた「デザイナーズ住宅」を建てることが可能です。
家の設計は建築士ですが、実際に家を建てるのは工務店となります。
デザイン性を重視するのなら、満足度の高い家づくりとなるでしょう。

自分に合ったメーカー選びの重要性

家は高額商材です。
失敗はできませんが、失敗事例が多いのも事実でしょう。
たとえば、「住んでみたら動線が不便だった」「収納が足りなかった」などの失敗が多くあります。
間取りにこだわりがあるのなら自由度の高い住宅プランで、満足のいく提案力が得られる住宅メーカーを選ぶべきです。

ほかにも、理想の家が叶うからと無理して住宅ローンを組んでしまった結果、住んでからの生活が大変になることもあります。
今後何十年と過ごしていく家は、熟考して納得のいく仕上がりにするべきです。
そのための住宅メーカー選びはとても重要な作業となります。

住宅メーカー選びのポイント

住宅メーカーを選ぶ際、これからご紹介するポイントについてひとつずつ確認することをおすすめします。

価格

自分たちが理想とする住宅メーカーを見つけたとしても、収入のバランスに合った返済計画で家が建てられなければいけません。
住宅メーカーの種類によって、おおよその予算は異なります。
まずは、どれくらいの予算が必要な住宅メーカーなのかを調べましょう。

・大手ハウスメーカー:坪単価70万~100万円ほど
・工務店:坪単価30~70万円ほど
・ローコストハウスメーカー:坪単価30~50万円ほど
・設計事務所:工事費用の10~20%ほどの設計監理料+本体施工費

たとえば、大手ハウスメーカーで35坪の家を建てるとすると2,450万円かかるところ、ローコストハウスメーカーでは1,050万円となり、比べるとコストの差が倍以上に開きます。
この坪単価の差はなにを表しているのかというと、大手ハウスメーカーには大規模な広告費用や営業担当者などの人件費にかかるコストが負担となっているからです。

一方、ローコスト住宅は上記のコストを抑えるほか、建材や住宅設備の一括仕入れになどよりコストを削減することで、コストパフォーマンスの高い家づくりを実現しています。
このように、予算があれば建てられる家の選択肢は増えますが、家づくりは無理のない返済計画を立てることが重要です。

デザイン

住宅デザインには、家の見た目を決める「外観デザイン」や、家の住み心地を決める「内装デザイン」があります。
よく言われる、シンプルモダンや北欧風、ナチュラル、和モダンなど、ハウスメーカーによって取り扱う住宅デザインは異なります。

また、工務店によっても「木の温もりを感じられる家」などのコンセプトがあるなど、得意とするデザインがあることも多く、こだわりが叶えられるかどうかを確認する必要があります。
「シンプルな生活に憧れるからナチュラルモダンな家がいい」「海外の生活に憧れるから北欧風住宅にしたい」など、好きな家のイメージで住宅デザインを決めるのもよいでしょう。

技術

家の住み心地は断熱・気密性能によって異なり、家の安心は耐震性能などで決まります。
住宅メーカーによって施工技術が異なるため、希望に沿った家づくりができるのかを確認する必要があります。
たとえば、断熱・気密性能が高い家なら外気の影響を受けにくいため暖房効率がよく、夏は涼しく冬は暖かく過ごせます。
この断熱性能は、窓・壁・屋根などに使われる断熱材や断熱工法によって異なります。

耐震性能については、地震に対する揺れにどこまで耐えられるかを数値化した「耐震等級」がひとつの指標になるでしょう。
最高ランクである耐震等級3の場合、大型の地震が来ても倒壊の被害が少なく、補修などで住み続けられると想定されています。

しかし地震に強い家は頼もしい反面、構造上の問題から間取りに制限がでる可能性があります。
また、住宅性能は高いほど建築費用がかさみます。
コストパフォーマンスに優れた家を建てたいのなら、住むエリアの気候や災害リスクを予想し、過度にならない技術で建てられた家にするとよいでしょう。

ブランド

大手ハウスメーカーは広告の規模が大きく、確かなブランド力があります。
また、施工実績が多いため「クオリティの高い家を建ててくれる」といった安心感が得られるでしょう。
引き渡し後のアフターサービスも充実していることが多く、住んでからも心強いパートナーになると言えます。

設計

こだわりの家づくりをするのなら、家のスタイルや間取りからプランニングできるハウスメーカーや工務店、設計事務所を選ぶとよいでしょう。
一方、細々と決めることが大変だと考えるのなら、選択肢が限られた住宅プランを展開しているハウスメーカーがおすすめです。

工期

打ち合わせに時間をかけられない場合や早く引越したい場合、工期が短い住宅メーカーや建築スタイルで家を建てるとよいでしょう。
大手ハウスメーカーは家づくりの過程をシステム化しており、完成までの期間を短縮できます。
また、設計に関して言うのなら完全注文住宅よりも、あらかじめ設計プランが決められている規格住宅・企画住宅なら、打ち合わせにかかる時間を節約できるため早く新居に住めるでしょう。

自分に合ったポイントとは

自分たちの理想とマッチしている住宅メーカーを選ぶためには、候補を絞り込む作業が重要です。

自分に合うポイントの見つけ方

住宅メーカーの一覧表をつくり、自分がよいと思った住宅メーカーに共通するポイントを見つけましょう。
そうすることで、自分に合った家づくりはどのようなものかがわかってくるはずです。
たとえば、「シンプルですっきりと暮らせる家に惹かれる」と感じるのなら、それがあなたの家の理想であり、それを実現できる住宅メーカーを選ぶと満足度は高まるでしょう。

まとめ

住宅メーカーの一覧から自分に合った施工会社を見つけるためには、価格やデザイン、技術などの違いを把握し、どのようなところに惹かれるのかを知ることからはじめます。
ハウスメーカーや工務店、設計事務所はそれぞれに家づくりの仕組みが異なり、どのくらいの要望が実現できるかは住宅プランによっても異なります。
家づくりにおいては理想を見極め、選択肢を多く設けて取捨選択する作業が重要と言えるでしょう。

自分に合うポイントを見つけるのが難しければ住宅公園へ

いろいろな住宅メーカーについて調べてみても、どこがいいのかわからなくなってしまったときは、住宅メーカーの各担当者に相談することもひとつの手段です。
自分のなかだけで考えるのではなく、新しい情報が解決の糸口になるかもしれません。

住宅公園では、各モデルハウス内に営業担当者がいるため、困ったときの助けになります。
家づくりについて新しい視点で知ることにより魅力ポイントを発見しやすく、自分に合う住宅メーカーを見つけやすくなるでしょう。
ぜひ一度、住宅公園へお気軽にお越しください。

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