土地購入について徹底解説!
土地購入で失敗しないための注意点10点

「なかなか理想の土地が見つからない」
「目星をつけていた土地が、悩んでいるうちに売れてしまった」
「下調べをしないで家を建てたら、生活しにくかった」

土地探しから家づくりを始めたい場合、理想どおりの土地に出会えなかったり、せっかく家を建てたものの、いざ住んでみたら「こんなはずではなかった」と思う点が出てきたりと、何かと失敗談を聞きがちです。

今回は、実際にあった土地購入の失敗例を詳しく解説していきます。
合わせて、土地の購入で失敗しないポイントも一緒に解説していきますので、これから土地探しをする方や、土地探しからの家づくりを検討している方はぜひ参考にしてみてください。

知らなければ損する失敗事例がある

土地の購入は人生においても高額な買い物の一つに入るでしょう。

一度土地を購入し、家を建てて実際に住み始めたあとに不便さを感じても、洋服のようにすぐに返品が効く簡単な買い物ではなく、かといってすぐに引っ越すことは現実的ではありません。そのため、土地の購入は慎重に考える必要があります。

ここでは、土地購入での失敗事例を10点紹介していきます。

失敗事例10点

実際に家づくりを行った方々が、失敗した事例は次の10点です。

①安い土地だと思ったら諸費用がかかった
②前面道路が狭くて駐車しづらい土地だった
③間口が狭くて希望の家が建たなかった
④外構にお金がかかる土地だった
⑤ゴミ置き場が遠くて面倒
⑥通勤時間が意外とかかる土地だった
⑦準防火・防火地域について詳しく知らず、要望が叶わなかった
⑧日当たりが悪かった
⑨水はけの悪い土地だった
⑩隣家や近隣の生活音が気になった

それぞれ解説していきます。

①安い土地だと思ったら諸費用がかかった

土地の購入には、
・仲介手数料
・登記費用
・抵当権設定費用
・開発・地目変更などの申請費用
などの諸費用がかかるところがほとんどです。

せっかく土地の価格が安くても、諸費用が高くついては意味がありません。
費用面で失敗しないためにも、 あらかじめ希望する土地の相場を調べておくことと、事前に諸費用の算出をしてもらうと良いでしょう。

②前面道路が狭くて駐車しづらい土地だった

家の前の道が狭いと、車を駐車するために何度も切り返しをしなければいけなかったり、死角が見えにくく車をぶつけてしまったりと、車を使用するたびにストレスがかかってしまいます。

頻繁に車を使用する家庭や、運転技術に自信がないのであれば、前面道路が狭い土地や、建物から道路に出るまでの道が狭い旗竿地は避けましょう。

③間口が狭くて希望の家が建たなかった

間口とは土地の幅のことです。 特に東西方向の間口が狭いと、南北に長い建物を建てなければならず、日が当たる部屋が少ない家になってしまいます。

できれば東西の間口が広い土地を探したり、購入したい土地に希望のプランが採用できるか検討してから購入を決めましょう。

④外構にお金がかかる土地だった

例えば、かなり長細い土地で通常の住宅よりもブロックフェンスを多く使わなければならない土地や、道路や隣地と高低差があって、盛土や切土が必要になった土地は必然的に外構費用が高くなってしまいます。

外構費用を押さえたい場合は、外構計画を早めに打合せして予算取りを組んだり、高低差のない土地を選びましょう。

⑤ゴミ置き場が遠くて面倒

意外と忘れがちなのが、家からゴミ捨て場の距離です。
週に2~3回はゴミ出しの機会があります。ゴミ捨て場までの距離が遠いと、ゴミの量が多い日には往復するのに時間と手間がかかったり、雨や風の強い日のゴミ出しが大変だったりとストレスがかかって後悔したという事例も多くあります。

通勤のついでに出せる場所であれば多少遠くても許容範囲ですが、土地を購入する前に事前にゴミ置き場を確認しましょう。
これから建設予定の土地や区画地の場合であれば、どこにゴミ置き場を設置する予定なのかを必ず確認しておきましょう。

⑥通勤時間が意外とかかる土地だった

購入を検討している土地から、職場までの距離やルートを確認せずに購入してしまうと、信号のない交差点でなかなか大通りに出られず、通勤時間がかかるなどの盲点が発生しがちです。

実際に通勤ルートを車で走ってみたり、 通勤距離だけでなくルートも複数考えておきましょう。

⑦準防火・防火地域について詳しく知らず、要望が叶わなかった

地域によっては準防火・防火地域に指定されています。
準防火・防火地域では、より火災に強い建物を建てなければならず、使用する部材が限られているため、全体的に家づくりの費用が予算よりも高くついてしまうことも。

前面道路が狭い土地や旗竿地など、狭い土地や密集している土地は緊急車両の通行を妨げてしまうため避けたほうが良いでしょう。
また、役所・警察署・病院などの公共施設に近い土地も準防火・防火地域に指定されているところが多いので避けたほうが良いでしょう。

建築上の制限は、事前に営業や設計士に聞くことをおすすめします。

⑧日当たりが悪かった

日当たりがあまり良くない土地でも、日当たりが良いように錯覚してしまうことがあります。また、更地の時はそんなに感じなくても、実際に家を建てたら日当たりが想像以上に悪かった、なんてこともありがちですので、日中だけでなく朝や夕方などの太陽の動きを確認しておきましょう。

不安でしたら、営業や設計士にもチェックしてもらえますよ。
冬場の日当たりが悪そうであれば、吹き抜けをつけるなどの対策も可能です。設計士さんに相談してみましょう。

⑨水はけの悪い土地だった

水はけの悪い土地だと、常にぬかるんでいたりコケが生えてしまいます。
じめじめしているところや水が溜まっている場所をそのままにしておくと、蚊が卵を産み付け、夏場に大量に発生してしまうリスクもあります。

土地をただ見るだけでなく土質も触って確認したり、雨や台風の翌日などに水はけがどうなっているかを確認したりするのもおすすめです。

砂利を入れたりコンクリート敷きにして、水はけの対策をするのもよいでしょう。

⑩隣家や近隣の生活音が気になった

近隣の生活音は、土地を見に行ったときはなかなか分からず、実際に住んでみたら音が気になったというケースがありがちです。

生活音といってもそれぞれ捉え方が違います。
例えば、隣で飼っている犬がずっと吠えているのが気になったり、窓を開けて大きな音量で音楽を聞いている人が気になったり、週末になると近隣の家に人が集まり、深夜まで大声で騒いでいたりなど、土地を見に行くのは1日の中の一瞬なので、なかなか生活音に気付かないことも多いです。

住んだ後に「こんなはずでは」とならないためにも、できるだけ違う時間帯に数回足を運んでみることをおすすめします。

また、見学に行って近隣の方に会う機会があったら、挨拶がてらこの地域の住み心地を聞いてみるのもよいでしょう。

土地購入で失敗しないポイント

上記の失敗談を踏まえ、土地を購入する際に決めておくとよいポイントを3つ解説していきます。

希望するエリアを決めておく

出勤時間やお子さんの通学距離などを考え、あらかじめ希望するエリアを数か所絞り込んでおくことが重要です。特に人気のエリアは土地の販売とともに売り切れてしまうケースも考えられます。一度売れてしまった土地は、二度と同じような土地が出てこないのが土地探しの難関ポイントです。万が一、第一候補が売れてしまった場合でも動じないよう、事前に数か所目星をつけておきましょう。

家づくりの理想像を決めておく

どんな家にしたいか、絶対に外せないものなどを家族で話し合い、明確にしておくことが大切です。「土地が決まってから合わせる」「土地を購入してから考える」などの曖昧な考えでいると、どんどん費用がふくらみ、最終的には予算オーバーになってしまうことも。
家づくりの理想像をしっかりと決めておき、その土地に合うかを検討したほうが家づくりが上手くいきます。

土地探しの方法を決めておく

土地探しで失敗しないためには、どのような手段で土地を探すのかを考えておく必要があります。例えば、不動産屋やハウスメーカーにお願いするのか、自分たちでインターネットで探すのかなど土地探しの方法は手段がたくさんあります。
具体的にどのように進めて行くかを決めておきましょう。

土地購入で失敗したくなければ住宅公園へ

土地購入で失敗しないためには、プロに相談するのが一番です。
住宅公園では、これまでたくさんのお客様と接客してきているからこそ分かる、失敗事例の情報もたくさんあります。土地からの購入を検討している人は、住宅公園のプロに気軽に相談してみてください。

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