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分譲地とは〜分譲地のメリット・デメリット〜

分譲地とは、広い土地を区画化して販売している土地です。
家づくりで土地を探していると目にすることもありますが、どのような特徴やメリット・デメリットがあるのか疑問になることもあるでしょう。

本記事では、分譲地と一般的な宅地の違いなどについて詳しく解説します。
家づくりは土地探しからはじまります。
家を建てたあとに後悔しないためには、土地の基礎から学び、自分にぴったりの土地に出逢うことが大切です。

意外と知らない?!分譲地とは

土地探しからはじめる場合、土地の立地や大きさ以外にも土地の種類についても検討する必要があります。
分譲地とはどのような土地であるのか、一般的な宅地との違いはどのようなものなのでしょうか。

チラシでもよく見る分譲地とは

ハウスメーカーなどでは、分譲地での住宅販売をおこなっているチラシや広告をよく目にします。
しかし、どのような特徴をもつ土地であるのか、一般的に販売されている土地(宅地)と何が違うかまで知る方は多くはないでしょう。
そこで、今回は分譲地と宅地それぞれの概要や、メリット・デメリットについてご紹介します。

意外と知らない分譲地と宅地の違い

分譲地も宅地も、どちらとも家を建てるためにある土地です。
しかし、土地の特徴などが異なるため、登記簿標本などに記載される地目が異なります。
以下にそれぞれのおおまかな特徴をまとめました。

分譲地宅地
不動産会社が購入した広い土地を区画化し、家を建てる最適な大きさにしてから販売している土地地目の種類のひとつ。建物の敷地及びその維持、もしくは効用を果たすために必要な土地

分譲地は区画化前の土地の広さから、規模が異なります。
100区画を超えるものを大規模分譲地と言い、一種の整った街並みのような印象があります。
一方、数区画からなるものを小規模分譲地と言い、市街地のひと区画にあることが多いです。

地目には全部で23種類ありますが、「宅地」と記載されていれば家を建てるための土地と認識できます。
宅地以外の「田」「畑」には、農地法により制限が課されているため、農地転用の手続きをしないと家を建てることができません。

このように登記に記載されている地目によって土地の種類が異なり、建築に制限が課されています。
分譲地や宅地であれば家を建てることは可能ですが特徴が異なるため、ここからは分譲地に焦点を当てて詳しく解説します。

ハマればあなたにぴったり?!分譲地のメリット・デメリット

分譲地によっても住宅の建てやすさや住みやすさが異なります。
この場合の条件などがよい「基本スペックの高い分譲地」における、メリット・デメリットについて解説します。

基本スペックが高い分譲地のメリット

土地が整備された基本スペックの高い分譲地のメリットは主に5つあります。

価格と質においてリーズナブル

分譲地は広い土地をまとめて整備するため、一つひとつの土地にかかる開発のコストが抑えられます。
そのため、価格と質のどちらにも満足できるでしょう。

分譲地では、土地と建物をセットにしてから、ある程度決まった条件下で家づくりを計画していきます。
家づくりには、建物本体費のほか付帯工事費などさまざまな費用がかかります。
通常の宅地で注文住宅を建てるとなると、理想を追い求めてしまい、大きな予算オーバーにつながりかねません。
しかし、分譲地での家づくりであれば、かかる総コストが把握しやすく、資金計画がスムーズにおこなえる点もメリットです。

インフラが整備されている

インフラとは上下水道や電力、ガスを指します。
インフラが整備されている場合は、追加で工事をおこなう必要はなく、コストを抑えることが可能です。
また、住宅建設にかかる期間も短縮できるでしょう。

宅地ではインフラの整備がされていないケースもあります。
新設工事をおこなう場合、道路と住宅との距離が遠いほどインフラ設備の引き込み費用がかかるため、土地購入を見送る場合もあるかもしれません。
しかし、分譲地であればすべての土地が整備済みであるため、安心して家づくりをはじめられるでしょう。

住み易くなるよう街並みが計画されている

整備された分譲地に建てられた家は統一感があり、プライバシーにも配慮されています。
とくに大規模な分譲地では、計画的な街づくりが進められています。
商業施設や公共施設などへのアクセスが良好など、暮らしやすさが土地探しの大きなポイントとなるでしょう。

また、登下校では安全なルートが整備されていたり公園が近かったりするなど、小さな子どもがいる家庭に配慮されているケースも多いです。
大人が暮らしやすく、安全に子育てできる環境が整っていると言えるでしょう。

同じタイミングで入居する住人が多い

販売開始と同時に建築がはじまる分譲地では、多くの世帯が同じタイミングで新生活をスタートします。
子どもがまだ小さいなど、家族構成が似ている世帯も多く集まるため、コミュニティに馴染みやすく情報を共有しやすいメリットもあるでしょう。

防犯性が改善し易い

規模の大きい分譲地では、防犯カメラの設置や警備員の巡回などが計画されるケースもあります。
そのほか、災害時の防犯拠点となる公園やコミュニティスペースがエリア内にあるなど、普段の生活だけではなく、緊急時へも備えられています。

地域の方が触れ合える機会を設けることで住人同士の関わり合いが強くなり、不審者の侵入が抑制され、防犯性はますます高まると考えられます。
エリア全体の防犯性が高まるため、安心して暮らせるでしょう。

意外と多い分譲地のデメリット

分譲地には、以下のデメリットがあります。

決められた土地、形状の土地で家を建てる必要がある

広い土地をわけて同じような広さに区画化した分譲地では、「大きい家がいい」「広い庭がほしい」などの願いは叶えられないケースもあります。
さらに、土地と隣接する道路も限られるため、駐車場から玄関へのアクセスも制限されます。
土地の面積、形状を考慮してからの購入をおすすめします。

近隣との付き合いが必要になる

分譲地では、住人同士の関わり合いが密になりやすいです。
コミュニティを重視しない方にとっては、日々の挨拶や交流が億劫に感じ、気苦労が増える原因になりかねません。
防犯性や住民同士の助け合いができるメリットを活かしながら、適度な距離感で気負わず人づきあいができる方にとっては、安心して住まえる土地となることでしょう。

施工会社が限定されていることが多い

分譲地は「建築条件付きの土地」であることが多く、この場合、施工会社が限定されます。
区画内で同じ施工会社の住宅を建てるということは、同じような家がたくさん建つことを意味します。

施工会社では、さまざまな住宅プランを展開していますが、デザインから得られる雰囲気が似ているケースも多く、結果として家の印象が似たり寄ったりになってしまうでしょう。
景観が整うというメリットはありますが、「デザイナーズ住宅を建てたい」「ほかとは違う個性的な住宅を建てたい」という方にとってはデメリットに感じるかもしれません。

建築条件付きの土地では、一定期間内に請負契約を結ぶことも条件付けされています。
分譲地の売買契約から一般的に3ヶ月間ほどで家の間取りや外観、内装などのプランを決めて請負契約までしなくてはなりません。
家を建てるタイミングが先の場合では、希望の分譲地を見つけたとしても見送らなければいけないでしょう。

交通利便性が低い箇所も多い

広い土地を購入して分譲地とする場合、駅から離れた郊外に計画されることが多く、公共交通機関のアクセスが不便なケースもあります。
通勤に電車やバスを利用する方にとっては、交通の便の悪さが生活の質を落としてしまう原因にもなりかねません。

一方、自家用車で生活する方にとっては、駐車場スペースが確保されることや買い物施設の充実など、日々の暮らしが整備された分譲地が快適な暮らしへとつながるでしょう。

まとめ

分譲地とは、不動産会社が購入した広い土地を区画化して販売している土地です。
通常の宅地とは異なり、インフラの整備や住みやすい街並みが計画されることなどがメリットです。
一方、デザイン性や個性を求める方、公共交通機関を頻繁に利用する方などにとってはデメリットに感じる場合もあるでしょう。

現在販売・計画されている分譲地について
詳しく知りたければ住宅公園へ

手頃な価格で質の良い土地に住みたい方や自家用車中心の生活の方、同じような家族構成の世帯とコミュニティを築くことにメリットを感じる方には、分譲地での家づくりがおすすめです。

住宅公園では、エリア情報に強いハウスメーカーや工務店が集結しています。
現在、どのような分譲地が販売・計画されているのかを、それぞれのメリット・デメリットも合わせてプロに気軽に質問・相談できます。
これから家づくりをするなら、土地探しからはじめられる住宅公園まで、お気軽にご来場ください。

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